あみの生活

生活について語ります

萩尾望都『一度きりの大泉の話』

*一部ネタバレがあるかもしれないので、未読の方は閲覧されない方が良いと思われます。

 

 

わたしは萩尾望都の作品が大好きなんですけど、なんか話題作が出たらしく、速攻アマゾネった

 

 

速攻で届く地域に引っ越せて最高

 

 

 

 

わたし、その、あまり、人の背景とか興味を持つ方ではないので、今まで全然知らなかったんだけど、なんかいろいろあった(雑な要約)ってことがもう衝撃すぎて、今まだ脳しんとう中…

 

 

わたしも短くない人生において、狂気を孕んだ宇宙を抱えた人たちに出会ってきた。わたしもまた自分の抱える宇宙を制御できない時もあった。

彼らの宇宙は、わたしの人生を脅かすのではないか、と怯える時もあった。また、わたしの宇宙が他人を不快にさせているな、と思う時もあった。

そういうときに取りがちな短絡的な行動って、あれこれそれらしい理由をつけて、「あなたは罪(ただ自分にとって都合が悪いだけでも)を犯しているから、その行動をやめろ」だと思う。

 

 

 

読みながら、学生時代に頻発したこのことが思い出された。

人をコントロールできるという思い込み、その傲慢さのことを。

 

 

 

 

いや、ちょっと、まあいろいろあった(雑)っていうのは置いといて(??????)、わたしの人生ナンバーワン作品「トーマの心臓」の裏話を知れて、びっくりもあったし、嬉しい発見もあった〜〜。

いや〜〜ほんと傑作を描き切ってくれた奇跡に感謝だわ。ほんとこんな素晴らしい作品ないわ。人智を超えている。

 

 

萩尾さんは、作品の解釈を結構話してくれるんだよね。てか、今回の本でトーマに限らず、いろんな作品の裏話が知れた。

あと意外と萩尾さんの鋭いツッコミ面白い

 

 

 

 

静かに心落ち着けて、ソーシャルディスタンス保ててる喫茶店で読むか〜〜って、格式高い喫茶店行ったら、名家の令嬢の気分になれました。ありがとうホスピタリティ!

 

アイスコーヒーが、氷までちゃんとコーヒー味だから、いつまでも美味しいやつだった!

 

絶妙な〆で終わります